私たちの人生は、さまざまな苦難から成り立っている。自分が望んだり、招いたりしたわけではないのに、思いがけない苦難が次々に襲ってくる。そのような苦難や不幸に翻弄されるとき、私たちは自らの運命を恨み、つい打ちひしがれそうになってしまう。しかし、どんな苦難にも負けず、一心不乱に働くことだ。「働く」ことに、過酷な運命を克服し、人生を明るく希望あふれるものにしていく、素晴らしい力が秘められている。「働く」ということは、苦難や試練を克服し、運命を好転させてくれる、まさに「万病に効く薬」なのだ。
写真は鈴鹿サーキット国際レーシングコースで初めてのレーサーマシンのテストのためピット入りする修大。確か2009年当時小学6年生でだった。
この鈴鹿サーキット国際レーシングコースのフルコースを最年少で走るために小学1年生の夏から毎週末土日全国のサーキットを走り続けて来た。それはただ今走っている「この道は世界に繋がる」と信じて。雨の日も風の日も木枯らし吹き荒ぶ雪の日も、真夏のコンクリートジャングルの灼熱のサーキットの中でもただひたすらに。この日から本当のサーキットの鼓動を感じはじめて行くこととなった。